30代の戦力を異常に欲しがっている意外な場所とは?

公開日: : 最終更新日:2014/10/23 30代の転職講座


本サイト内でも再三触れてきましたが、転職市場で最もニーズが高く、かつ高い値段が付くのが30代の「即戦力候補」の方たちです。

筆者が勤めていた人材会社でも、登録に来た転職希望者の方が30代の方だと、「誰が担当になるか!」で社員同士で少々もめたり、人材の奪い合いになることもしばしばありました。

企業も欲しいと思っているし、人材と企業の橋渡しを行う「代理店」でもある人材会社も、言い方は良くありませんが、「高く売れる」30代の転職希望者は、欲しくて欲しくて仕方が無いというのが実際のところでした。

「不景気だし、30代の転職は難しい」とハナから諦めてしまう人が多いのが現実なのですが、それはかなりもったいない誤解ですので、まずは転職マーケットと30代の転職希望者との力関係を正しく理解するところから始めて頂ければと思います。

30代は一番売れるのです。ですから、自信を持って、少し上から目線に(偉そうになってはダメですよ)なっても良いのではないかと筆者は考えています。

精神的なゆとりを持って、ただでさえ有利な状況をさらに有利にできるマーケットを注視して、完璧なる転職ストーリーを描くための情報として、本コラムをご一読頂ければと思います。

売れる30代。中でも引く手あまたなのがここだ!

ただでさえ買い手が付きやすい30代の転職希望者ですが、特に引く手あまたなのが海外現地採用の転職マーケットです。

「え?海外?」と言う風に思われるかもしれませんが、そこそこ実務経験、社会経験があり、マネジメントも多少わかる人材が究極的に不足しているのが、海外の日本人転職マーケットです。

既にかなりの年収を得ていて、かつ、家族も持っていて子供もいると言う30代の方には難しいかもしれませんが、30代の転職希望者の半数以上の方はおそらくそのような状態にはないはずですね。

給料は安く、故に結婚や家族を持つなどという話とは無縁で、モヤモヤしたサラリーマン生活を送っている。だからこそ転職をしたいと考え、だからこそこのコラムを見つけてくださり、今、この行を読んで頂いているのだと思います。

そのような方が転職を決意されたのであれば、海外現地採用社員として転職をするという選択肢を持つ事をオススメします。

海外勤務と聞けばちょっと腰が引けてしまうかもしれませんが、意外なほど敷居は低いので、30代の転職希望者の方にはかなりオススメな転職先です。

場所を選べば、海外勤務は意外なほど敷居が低い!

海外旅行に行った事もない人が、急に飛行機に10時間も乗って、アメリカやヨーロッパで働くのは確かに大変な事だとは思います。

ですがこのターゲットを、お隣の国、中国にロックオンすると、敷居は相当に低くなってきます。

東京からであれば飛行機でたった三時間で中国です。特にオススメなのは中国一番の大都市、上海です。

ここに、30代で「どうも人生がしっくり来ない」と言う30代の方を待ち構えている転職マーケットが存在しています。

上海市内には、日本の中規模都市など真っ青になってしまうくらいの数の日系企業が存在しています。上場企業のほぼ全ての現地法人が上海市内にあると言っても過言ではありません。

また、常時上海で暮らす日本人は10万人。出張や短期滞在の日本人も含めると、常に25万人くらいの日本人が上海市内に居ると言われています。

25万人といえば、ちょっとした地方都市の人口ですから、あまり「外国外国」と意識しなくても大丈夫な土台は整っているということがご理解頂けるかと思います。

上海を中心とする中国の大都市であれば、海外勤務という敷居は充分に下がっている。そのように考えても問題がない場所が、飛行機で三時間飛べば存在していると言うことは知っておいて頂きたいと思います。

マネジメントが少しわかる人材が決定的に不足している!

経済成長が著しい中国ですが、その成長に比例をして人材が育っていないという深刻な問題が中国には存在しています。故に中国にある日系企業は、常にマネジメントがわかる30代の人材を血眼になって探しています。

上海市内にある日系企業では、派遣されている日本人駐在員が10人くらいいて、あとはナショナルスタッフと呼ばれる日本語が話せる中国人社員がその5倍ほど居て法人が組織されています。

もちろん組織の大小で数や構成比率は変わりますが、だいたいがそのようなイメージです。

意外に思われるかもしれませんが、中国人のナショナルスタッフは真面目で勤勉。少々文化の違いから来るギャップはありますが、皆、真面目に良く働きます。言われた事はしっかりと責任を持って任務遂行します。ある意味では日本人よりも勤勉です。

ですが、いかんせん「言われた事しかやらない」のも彼らの姿で、その点で現地の日系企業の日本人スタッフは、本当に頭を悩ませています。

また、学校生活の中でも、あまり上下関係を意識することなく育っているので、「組織」というものを機能させる、いわゆる「マネジメント」に関する理解力が決定的に欠けています。

日本人は、小学生の頃から組織で動く訓練を受けて育ちますが、彼らはそのような教育を受けて育っていませんので、どうしてもチームプレイというものが苦手です。

そこに、マネジメントがわかる30代の日本人への高いニーズが出て来るのです。

20代ではやはり経験不足ですし、実務能力だけではナショナルスタッフに勝てません。逆に40代では柔軟性に欠けてしまい、ナショナルスタッフといざこざをおこしてしまったりします。

「後輩を一人だけだが一人前に育てあげた事がある」「グループのリーダーとして、小さな4人だけの組織ではあるが、束ねた事がある」

30代の方であれば、何らかの形で組織をマネジメントしたという経験はお持ちなはずですよね。全くのゼロではちょっと厳しいですが、どんな方でも小さなマネジメント経験くらいは持っているはずだと思います。中国の場合は、その小さな経験だけで十分です。

全く組織がわからないナショナルスタッフに、お手本や先生役になってくれる日本人スタッフが欲しい。

そのような強いニーズが、日本人が25万人もいる海外の都市にある事を知っておいて頂ければと思います。

転職先は中国。給料は悪くありません。

30代の転職希望者を待ち構えている場所があるという事に興味を持たれた方の関心ごとは、給料に関する事ですよね?

ですが、心配は要りません。物価が安い中国では、相対的な給料は悪くはありません。

経験や能力によって幅がありますが、月給は13000~15000中国人民元(日本円で20万円~24万円)位が相場です。

この給料にボーナスや海外らしい大きな歩合給などが付きますので、年収ベースでみると給料はかなりな高水準です。

物価が高くなったと言われる中国ですが、それでも地下鉄は初乗り80円、バスは30円、タクシーは300円です。相対的な給料が相当に良いことがご理解頂けるかと思います。

社会保険などの整備はまだまだですが、会社に貢献していると、給料は日本で採用した条件にしてくれて、日本の本社所属で社会保険などに入らせてくれるケースもあります。

マネジメントのわかる30代のイキのいい人材が圧倒的に不足していますので、日本国内で中途半端な転職先に入るより、よっぽど大切に扱ってくれます。

日本国内では少々振るわない、何となく人生がしっくりこないという30代の方は、一考の価値ありです。

大企業、上場企業に入りたいという捨てかけた夢も叶う!

30代で転職を検討されている方の中には、結構「大手に入りたかったけど、だめだった」という挫折の歴史をお持ちの方が結構いらっしゃいます。

筆者が人材会社に勤務をしていた時でも、「やっぱり諦めきれない。まだ30代ならばラストチャンスもあると思うので、上場企業の案件はないか?」という風に希望を出される30代の方が結構おられました。

上場企業の案件は確かに入ってはきますが、実際には数が多くなく、かつ必ず高倍率になりますので、筆者はあまりオススメはしていませんでした。

ですが、ここに海外勤務というクッションを一つ噛ませると、上場企業に入るという夢が現実味を帯びてきます。

中国、特に上海近郊には、本当に驚くほど多くの日系大企業が軒を連ねています。上海市内の浦東地区のビジネス街に行くと、高層ビルの中に世界規模の日系企業がズラーっと並んでいたりするので、夢敗れた人でも「自分にも何かできそうだ!」と思えるようになります。

そこにある超有名企業は、年中日本人スタッフの現地社員、特に30代の人材の求人募集を年中出しています。

筆者が提携先の人材会社で上海勤務をしている間にも、年中、「マネジメントできる日本人、いい人いない?中国語は出来なくてもいいから」という打診を人事担当者からもらっていました。

ですが、若い20代の人は登録があっても、30代の人はなかなかいません。家族の事情、海外へ飛び出す機動力など、やはり思い切りという面では慎重になってしまうようでした。

ですが、提案できる人材がいないと、私や私の勤める人材会社のブランド力、信用力に傷がついてしまいます。短い間の上海勤務でしたが、供給する「商品」である30代のマネジメント経験のある日本人を探して奔走しまくっていたのを良く覚えています。日本国内では考えられないような事情ですよね。

それが中国の大手日系企業の現状ですから、夢敗れた人、もしくは夢を抱いている人は、一度挑戦をしてみる事をオススメします。

中国で採用されれば、それは「現地採用社員」という扱いになり、日本の本社での正式な正社員という立場にはなれません。

当然、福利厚生や給与など、条件はあくまでも「現地採用」の扱いにはなります。

ですが、私がお世話して大手商社の現地法人に入社した当時30代の方は、中国における資源プロジェクトの主力メンバーとなり、努力の末に日本での本社採用という栄冠を勝ち取った人がいました。

別のケースでは、大手化粧品会社の現地法人に入り込み、現地で設立される新しい別法人の立ち上げメンバーに役員として選ばれた人もいました。

なかなか壁は低くはありませんが、本人の努力次第では挑戦権は確実に与えられるので、滅多にない日本での大手企業の求人情報に血眼になるよりは、よほど堅実なやり方だと言えるかもしれません。

大手ならではの大きなプロジェクトを任せてもらえるケースも多いので、やりがいという意味でもダイナミックなサラリーマン人生を送ることもできます。

海外での生活は簡単ではありませんが、狭い日本で燻っているならば、必要とされているステージで、大切に扱われながら、大きな経験を積むというのも賢いやり方なのではないかと思えてきます。

30代で最も重要な人脈形成も早送りでできる!

中国で30代の方が働くメリットはそれらばかりではありません。

現地では、取引先の重役さんや日本ではまず時間をとってもらえないような偉い人とも、割と簡単に会うことができるようになります。

「海外で頑張る日本人同士」という意識が働きますので、日本にいる時とは想像もつかないような人脈が形成できます。

30代というのは、スキルアップや経験値アップ以上に、人脈形成を行う事が重要になります。

初対面の人であっても、出身大学が同じだったり、同じ都市の出身だったりするだけで、すぐに意気投合。日本にいる時では想像もつかないような濃厚な人脈を構築できるようになります。

また、相手が日本人ではなく、今、最も経済のキーとなっている中国人たちとも人脈を構築できるようになります。

商売上手で嘘つきというイメージを中国人に持つ方が多いかもしれませんが、意外なほど紳士が多いのも中国人の現実です。

ご自身が40代になった時に、大手企業の重役さんたちと簡単に連絡が取れたり、中国人に顔が効くとなれば、あなたのブランド価値は飛躍的にアップします。

中国に来て一気に人脈が増えて、一気にスターダムにのし上がっていった人もたくさんいますので、中国には大手企業に入るということだけではない、様々なメリットが埋まっているというのが筆者の理解です。

あえて現在の満足な立場を捨ててまではオススメしませんが、何かを変えたいと思うならば、大いに必要とされるステージで、大切に扱ってもらいながら仕事をするというのも一つの選択肢になり得ると思います。

30代の転職希望者の方は、そのような選択肢もあるという事だけは知っておかれると良いでしょう。

次の記事>>成功する秘訣は、複数内定を目指す点にアリ!

関連記事

tensaku-30-1-s

35歳転職限界説は嘘!周到な準備で良い転職を達成する方法

30代というのは転職が難しく、「35歳転職限界説」などに代表されるように、転職のラストチャンス的

記事を読む

tensaku-30-3-s

あなたはどっち?30代転職で失敗するタイプ、成功するタイプ

多くの30代の転職登録者の相手をしていると、転職に成功するタイプ、失敗するタイプという二局が気持

記事を読む

tensaku-30-4-s

企業理念が鍵!30代面接トークを劇的に差別化する技術を公開

ありきたりな企業理念トークも使い方次第で伝家の宝刀に変わる 転職をする時に、志望動機の中に志望

記事を読む

30代転職者に求められているのは「マネジメントスキル」と「問題解決能力」

30代転職者に必要なものは実務能力だけではない! 30代転職者に求められているものとは、何だと

記事を読む

tensaku-30-6sam

30代の転職で成功する秘訣は、複数内定を目指す点にアリ!

30代の方の転職事情に関しては、「一番の売り時を逃すな!」という立場に立って、これまで多くの情報

記事を読む

tensaku-30-2-s

30代転職は12か月計画で行うと成功する4つの理由

「転職に最も有利な年代は?」ともしも問われたならば、筆者は間違いなく「30代」という風に回答する

記事を読む

PAGE TOP ↑